下水道の役割 |
1.生活環境の改善
トイレの水洗化,淀んだ汚い排水路をなくす。
2.水質の保全
家庭・工場排水を浄化して,河川・海の水質を保つ。
3.都市開発と資源の再利用
汚水から有機物(肥料)の取り出し,埋設管の多目的利用。
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9.エコサイクルの維持,持続的開発のバックボーン |
下水道の仕組み |
1.自然から育まれたきれいな水が,家庭や工場へ水道として流れ込む。
2.人の生活を快適にした替わりに,水は汚されて,排水路へ流れ込む。
3.排水は,下水処理場へ流れ込む。
4.下水処理場で,きれいな水に変わり,川や海へ流れ込む。
しかし,下水処理場のない地域では,排水が直接川や海に流れ込み,環境が汚れていく。 |
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下水処理場の仕組み |
1.下水路からエアレーションタンクへ流れ込む。
2.エアレーションタンクの中をぐるぐる回る。
3.タンクの中は,微生物のかたまり(活性汚泥)が,ふわふわしている。空気を入れて,かき混ぜていると,微生物がどんどんと汚れを食
べてきれいな水に変わる。
4.最終沈殿池で,静かにしていると,生物のかたまりが下に沈み,上澄みがきれいな水になっている。
5.上澄みを殺菌して,川や海へ流す。
沈殿池で沈んだ生物のかたまりは,またタンクに戻される。(返送汚泥)
微生物は,汚れを食べてどんどん増えるので,汚泥減容化施設で分解されてタンクへ戻される。
また,増えすぎた生物(余剰汚泥)は,脱水・発酵を経て,コンポスト肥料へ転換され,農地で利用される。 |
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