活性汚泥のコンポスト化
汚泥の減量化・再利用化をして汚泥処理費を軽減することを目指している。緑地還元可能な乾燥ケーキを生成する一体型コンパクトな生物乾燥機は中山間地のニーズである。余剰汚泥をヴァルート脱水機で脱水ケーキ化(含水率約80〜85%)し,発酵槽へ連続投入すると約1/4に減量する。乾燥ケーキは,含水率が約40%以下で,一次発酵が進み有機物の分解により減量/減容する。
生成コンポストは,微細な粉末でそのまま農地に還元することができる。また,粉末をペレットに変換することで,取り扱いを容易にすることもできる。
余剰汚泥の処分を場外搬出とするシステムは,運搬費・処分費が特に負担がかかり,使用料を低額に押えることができない。しかし,処分費に相当する額をデルコンポ購入費/運転管理費へ充てても十分ペイするし,さらに余剰汚泥の再資源化により持続可能な生物処理サイクルを構築することができる。
<デルコンポ生成肥料>
(原材料) 下水汚泥, 高分子系凝集剤(乾物当り 1%)
(肥料成分 乾物当り) 有機物 58%, 炭素−窒素比 6.7, 窒素全量 4.2%, リン酸全量 2.6%, カリ全量 0.4%
中之条町とアムコン（株） により,日本で初めて稼働した。
(アムコン（株） へのリンク）
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稼働施設, 下沢渡集落排水センター
（注意)中之条に行ってんべえは,個人で運営されています。公的なものではありません。 produced by Kogure Hiroshi
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